3.日本の食生活と食文化(44P~50P)

日本の食生活の特徴

1.     日本料理の特徴

l  割烹→材料を切る「割」と煮込む「烹」の合語

l  旬を大切にする

l  日本料理は「目」で食べる~皿に風景を描く

l  割り箸→江戸時代中期より広まる(吉野杉が使われたが、現在は輸入伐採)

2.     本来の日本の食生活

l  魚介類を蛋白質源としている

l  野菜を副食としている

l  出汁を使い、素材の旨味を引き出す事が基本

3.     最近の日本の食生活

l  欧米化が進む

l  和洋折衷を上手に組み込んでいる

 

食文化の地域性

l  東西で違う食文化

l  伝統料理

1.                   ハレ(神を信仰する特別の日)

2.                   正月と五節句

l  郷土料理の発達

1.                   地域で主として生産された素材で調理したものと地域独自の調理法

²  北海道           石狩鍋・三平汁・烏賊飯

²  秋田県           きりたんぽ・しょっつる鍋

²  宮城県           ずんだもち・ほや・温麺

²  山形県           芋子汁(芋煮会)

²  埼玉県           鯰の天婦羅

²  東京都           柳川鍋・江戸前寿司

²  茨城県           鮟鱇料理

²  山梨県           ほうとう

²  石川県           治部煮(秀吉のために石田三成が考案した料理で、三成が治部少輔に

任官したときに、治部煮とつけた説あり)

²  愛知県           味噌煮込みうどん・天むす

²  京都府           いも棒

²  滋賀県           鮒鮨

²  奈良県           柿の葉鮨

²  大阪府           ばってら

²  岡山県           祭り寿司

²  山口県           海栗飯

²  福岡県           水炊き

²  長崎県           皿うどん・ちゃんぽん

 


4.世界の料理と食文化(52P~87P)

 1.西洋料理のながれ

l  古代ギリシア~ローマが原点

l  ローマの美食家アピキウスの「ラルス・マギリカ」という最古の料理書

l  14世紀にフランス料理の基礎を作ったタイユバンの登場

l  イタリアからもたらされたナイフ・フォークの食式が14世紀フランスに普及

→メディチ家のカトリーヌ姫

 2.各国料理の特徴

l  フランス料理

1.                   穀物・野菜・果実などの自給率が高い

2.                   フォアグラ・トリュフ・エスカルゴ・オマール海老・牡蠣

3.                   ソースが料理の基本

4.                   ワイン

l  イタリア料理

1.                   恵まれた気候と風土によるパスタや魚介類と南イタリア地方のトマトとオリーブオイルを用いた料理

2.                   長細い地形のために地方によって料理の材料と調理法が分かれる

l  スペイン・ポルトガル料理

1.                   イタリアに酷似している。ガスパッチョやパエリア

l  イギリス料理

1.                   実質的な料理で、あまり変化が無い

2.                   ローストビーフと食パン

l  ドイツ・オーストリア料理

1.                   煮込み系が多い→クネーデル(ジャガイモの団子)が添え物になるように、ジャガイモ料理が多い

2.                   ハムやソーセージなどの食肉加工も盛ん

3.                   ワインで有名なところもある

l  スイス料理

1.                   私の好きなチーズ・フォンデュやオイル・フォンデュ

2.                   チーズを生かした料理が多い

l  ギリシア料理

1.                   オリーブオイルが基本

2.                   ムサカ→挽肉と茄子の薄切りの重ね焼き

l  北欧料理

1.                   魚介類が特徴

2.                   スウェーデン       →スモーガスボード(バイキング料理)

3.                   デンマーク           →スモアブロ(オープンサンド)

l  ロシア料理

1.                   国土が広いために多彩

2.                   ボルシチ・ピロシキ・ザクースカ

l  アメリカ料理

1.                   移民文化のために折衷

2.                   手を込まないシンプルな料理

l  中国料理

1.                   周・泰~唐までは食は統一化されずに進化した

2.                   宋になって政治・経済の発展に伴い商工業の発展と共に食文化も開花

3.                   精進料理の発達

4.                   明の時代に現在の中華料理が確立された

5.                   満漢全席→高級宴会料理 宮廷料理から発達

6.                   4つの地方料理(北京料理・上海料理・四川料理・広東料理)

7.                   豊富な食材と油の多用

l  韓国料理

1.                   医食同源の考え

2.                   18世紀に唐辛子の料理が定着

3.                   キムチとコチュジャンを多用

l  エスニック料理

1.                   ベトナム                            魚醤のニョクマム

ゴイクン(生春巻)

2.                   タイ                     魚醤のナムプラー

トムヤンクンやグリーンカレー

3.                   インド料理           香辛料のブレンド

タンドリーチキンとラッシー

4.                   トルコ料理           アジアとヨーロッパの交流点

シシカバブ

5.                   エジプト料理       発酵パンの発祥地

6.                   メキシコ料理       トウモロコシの粉を使う

トルテイーヤ(トウモロコシ粉のクレープ)

エンチェラーダ(トルティーヤ巻のチーズ焼)

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1.食と文化(10P~24P)

食文化概論           食べるという最低限の生活の中で生み出された食事作法と食事禁忌などを文化的な見地から確認するための学問

 

食文化                  地域社会や民族がはぐくんできた食べるための慣習伝統

 

宗教と食文化       宗教により、食物禁忌がある

l  イスラム教    豚肉・アルコール類・血液

l  ヒンズー教    牛肉・食肉

l  ユダヤ教       豚肉・鱗や鰭のない魚介類(蝦・烏賊・蛸・鰻など)

肉と乳製品は一緒に食べない

 

食法と調理法       三大食法文化圏

l  手食文化圏                   東南アジア・中東・アフリカ・オセアニア

食事の基本、ヒンズーやイスラムでは右手が食事に使用される手

l  箸食文化圏                   日本・中国・韓国・台湾など

中国より日本に伝来

l  ナイフ・フォーク・スプーン文化圏               欧米各国・ロシア

16世紀にイタリアのメディチ家からフランスに嫁いだカトリーヌが根源

 

食の伝来              四大文明(エジプト文明・メソポタミア文明・インダス文明・黄河文明)がそれぞれの作物を栽培していたが、大航海時代(パスコダガマの新大陸発見)により、各文化が交流し、作物が伝えられた。

 

                            15世紀において、コロンブスがアメリカ大陸発見により、

1.      アメリカで栽培されていたトウモロコシが世界に広まった。

2.      南米で栽培されていたジャガイモは救荒作物としてヨーロッパに広まった

3.      南米で栽培されていた薩摩芋は救荒作物として日本でも九州・薩摩より伝わり江戸でも栽培された。

4.      トマトや唐辛子も世界中に広まった

 

米の伝来              米の発祥地→インド東端アッサム地方+中国南部の雲南地方

                           

                            長江(揚子江)から九州へ伝来

 

食の国際化           異文化交流による欧米の食文化の伝来

l  洋風料理

l  中華料理

l  エスニック料理

l  ファーストフード

l  コンビニ


2.日本の食文化(26P~31P)

1.      原始時代(縄文・弥生)

l  土器の使用で「灰汁抜き」の手法も伝わった→煮炊き

l  縄文は狩猟がメイン、弥生に稲作が伝わり広まった

l  麦・粟・稗などの農耕も行なわれるようになった

2.      古代(飛鳥・奈良・平安)

l  天武天皇による肉食禁止令(仏教の教えによるものとか、渡来人を取り締まるためのものなどの説があります。いずれにしても、当時、日本にウシがいてそれを食べていた人がいたことがわかります。この後も肉食禁止令はたびたび出されますが、サルを除く野生動物の肉食は禁じられていません。)

l  年貢の仕組みが確立

l  奈良時代には牛乳が飲まれていた(乳加工食品も)

l  食器・箸・さじなども整った

l  大饗料理(向かい合って座る・強飯・糒)※強飯は蒸米

3.      鎌倉時代

l  武家社会による質実剛健(玄米を主食に一汁一菜)

l  精進料理が寺に広まる(大豆製品の発達)→植物性の材料しか使わない

l  茶の普及

4.      室町時代

l  茶道の基礎が確立

l  料理の流派(四条流・進士流)の確立と本膳料理の基本が整う

Ø  本膳料理 武家社会の式正料理(本膳・二の膳・三の膳)

l  味噌汁の習慣

5.      安土桃山時代

l  中国・韓国などの文化に加え、種子島にポルトガル船が漂着したことからはじまる、ポルトガルやスペインとの交易に伴う南蛮文化の伝来

l  ジャガイモやカボチャが伝えられた

l  カステラやコンペイトウが伝えられた

l  唐辛子・葱・油を使った南蛮料理

l  キリスト教が普及した地域では牛肉がワカという名で食された

l  米を炊飯するようになった(姫飯)

l  茶道(千利休)→茶の湯と懐石料理

Ø  懐石料理           空腹を一時凌ぐ料理という意味合い

l  会席料理

Ø  会席料理は酒を楽しむ料理        

 

6.      江戸時代

l  鎖国による欧米文化のシャットアウト→独自の食文化が発達

l  唯一の交易地は長崎の出島、ここで卓袱料理(大皿円卓料理)和洋折衷ができた

l  中国の禅僧による普茶料理→会食式の精進料理

l  初物→鰹など

l  年貢が厳しくなり、農民は雑穀を食べていた

l  握り寿司の登場→屋台(握り寿司・蕎麦・天婦羅・鰻など)

l  食のガイド本「豆腐百珍」など

7.      明治時代

l  文明開化による外国文化の普及

l  パン・ビール・肉料理・西洋野菜の普及

l  牛乳の飲用

l  トマト 観賞用→食用

l  白菜やホウレン草の栽培

l  ハムなどの肉加工食品の製造

l  チョコレートなどの洋風菓子の製造とインスタントコーヒーの製造

l  昆布の旨み成分の抽出(グルタミン酸ナトリウム)

8.      大正時代~昭和初期

l  雑誌の大衆化に伴う料理記事の掲載がはじまる

l  洋風料理の和食化→カレーライス・カツ丼・ラーメン

l  栄養教育のはじまり

l  キャラメルやマヨネーズなどの国内生産

l  ちゃぶ台による一家団欒

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遠い地平線が消えて、ふかぶかとした夜の闇に心を休める時、
はるか雲海の上を音もなく流れ去る気流は、 たゆみない宇宙の営みを告げています。

満点の星をいただくはてしない光の海を、ゆたかに流れゆく風に心を開けば、

きらめく星座の物語も聞こえてくる、 夜の静寂の、何と饒舌なことでしょうか。

光と影の境に消えていったはるかなる地平線も、瞼に浮かんでまいります。


【米】

l   ジャポニカ米

米粒は丸みがある形で、炊飯すると粘りがあるもの

l   インディカ米

米粒は細長く、炊飯すると粘りが少ない



【小麦】

l   強力粉

硬質で、蛋白質含有量が多く、主に製パンに用いられる

l   中力粉

中間質で、蛋白質含有量は強力粉と薄力粉の中間。麺の製造に用いられる

l   薄力粉

軟質、蛋白質含有量は少なくね粘りも少ないため、ケーキや天婦羅に用いられる


【馬鈴薯】

l   馬鈴薯の主な品種の代表的なものが男爵メークインである。

l   男爵の形は球状で目のくぼみが深いのが特徴。肉色は白色の粉質で、でんぷんが約15%と多く、ホクホクした食感が特徴。煮くずれしやすいのですが、粉ふきいもやマッシュポテト、コロッケをはじめさまざまな料理に向いています。

l   メークインの形はツルリとした長卵型で、目の数が少なくて浅いことが、皮をむきやすいという長所になっています。メークインの肉は黄白色のきめ細かな粘質で、煮くずれしにくく、煮ものやシチュー、カレーライスなどの煮こみ料理に向きます。

l   馬鈴薯の新芽にはソラニンという有毒物質が含有されるが、過熱することで解毒される。


【薩摩芋】

l   薩摩芋の切り口からでる乳液ヤラピンという配糖体で、腸を刺激し便通を整えるなどの整腸作用がある。


【里芋】

l   土垂(どたれ)ころんとした楕円形の里芋。

l   石川早生(わせ)89月に出荷される。

l   八ツ頭 里芋のなかでは高級品。

l   セレベス 芽が赤いのが特徴。煮え易い。

l   海老芋 高級品。煮崩れしにくい。

l   里芋は水分(カリウム)が、他の芋よりも多い。

l   独特の粘質成分はガラクタンである。えぐみ成分のシュウ酸を含むので、肌に触れると痒みを生ずる。その防止のために食酢に漬けてからの調理が望ましい。

【蒟蒻芋】

l   蒟蒻芋で特徴的な成分はグルコマンナンである。水を含むと膨潤し、石灰を加えることでゲル化するため、これを利用してコンニャクが製造される(群馬県)


【大豆と加工食品】

l   大豆にはフラボリイド色素のイソフラボンが含まれる。イソフラボンは更年期障害・骨粗鬆症や、前立腺癌の予防に役立つが、瞬時にダイエットできるわけではない。

l   特殊成分のサポニンは、ヒトの食物中でコレステロールの吸収を抑制するなど健康上有用な物質にも数えられる。

l   豆腐には布を敷いた穴の開いた型に流し込む木綿豆腐と、型の中でそのまま固めた絹漉豆腐水晒しを行なわない充填豆腐がある。

l   昔から、豆腐の凝固剤として使われてきたのが苦汁であり、主成分は塩化マグネシウム(MgCl2)である。

l   糸引き豆腐は、蒸煮た大豆に納豆菌を散布し、発酵させてつくる。ビタミンKおよびビタミンB2を多く含まれる。








【ホウレン草】

l   葉に切れ込みのある東洋種は、西洋種に較べて味がよいのでお浸しに向く。

l   西洋種は葉が広くて厚く、切れ込みも少ない。バター炒めやクリーム煮などの料理に向いており、東洋種に較べて栽培が楽である。

【人参】

l   人参の橙色はカロチンによるものであり、油に溶けやすく吸収も早い。→キャロット・オイル

【トマト】

l   トマトはグルタミン酸が多く含まれる。赤色はカロテノイド系のリコペンという色素である。

【茄子】

l   茄子はビタミンや無機質などの栄養素は低い。皮独特の紫色は、水溶性のアントシアニン。抗酸化物質として知られるポリフェノールの一種で、アントシアニジン (anthocyanidin) をアグリコンとする配糖体のことである。

【柑橘類】

l   柑橘類の皮にはペクチンやビタミンCが多く含まれる。マーマレードなどに加工される。

【昆布】

l   昆布には、アミノ酸のひとつでグルタミン酸が含まれる。Glu あるいは E の略号で表され、小麦グルテンの加水分解物から初めて発見されたことからこの名がついた。

【魚介類】

l   蛸や烏賊にはタウリンが多く含まれる。タウリンはヒトの体内などで胆汁の主要な成分である胆汁酸と結合(抱合)し、タウロコール酸などの形で存在する。消化作用を助けるほか、神経伝達物質としても作用するので生活習慣病予防に役立つ。

l   魚介類の脂質含有量は白身魚より赤身魚のほうが多い。魚肉は、暗赤色の血合肉と色の淡い普通肉に分けられ、血合肉はカレイやマダイなどの白身の魚には少なくイワシやサバなどの赤身の魚に多いためである。魚介類の成分は主に水分、タンパク質、脂質からなっており、その含有量は水分6090%、タンパク質1520%、脂質0.525%である。

l   魚の筋肉中で、暗褐色の部分を血合い(血合肉)と言うが、鉄分(Fe)を多く含み(血が多いので当然か)加熱すると灰褐色に変化する。

l   養殖魚よりも天然魚の方が脂肪含有量は少ない。これは養殖魚よりも天然魚のほうが、運動量が多いからである。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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産業保健

労働衛生対策の基本

作業環境の管理
作業管理
健康管理


衛生管理体制

衛生委員会
衛生管理スタッフ
産業医


成人保健

医療保険

保険制度

 国民皆保険制

保険者

 保険料を徴収し、給付を行う者

被保険者

 保険に加入し、保険を受け取る者

国民医療費

 31兆円。年々増加傾向
 国民所得の8%。老人医療費は11兆円(35)

患者負担

 3割負担(70歳以上は1割負担)

保健の種類

 被用者保険(職域保健)、国民健康保険(地域保険)、老人保険制度

給付

 現物給付(お金ではなく医師の治療というサービスを受ける)


職域保険(被用者保険)

被保険者

職域保険

一般事業所従業員

大企業

組合管掌健康保険

中小企業

政府管掌健康保険

特定被用者

船員

船員保険

公務員など

共済保険


地域保険(国民健康保険)

保険者

 市町村

被保険者

 一般被保険者、退職被保険者本人とその被扶養者


老人保健

老人保健法

事業

 健康手帳交付、健康教育、健康相談、健康診査、機能訓練、訪問指導など

医療対象

 75歳以上および6575歳未満の寝たきり老人など

健康診査対象

 40歳以上。


介護保険制度

保険者

 市町村

申請者

 被保険者

被保険者

 40歳以上
 第1号被保険者 : 65歳以上。年金からの天引き
 第2号被保険者 : 4065歳未満。健康保険料に上乗せ

要介護認定

 一次判定 : コンピュータ判定と主治医の意見書など
 二次判定 : 介護認定審査会

介護サービス

 利用者の意思でサービスを選択する。
 介護の度合いにより制約がある。

保険料額

 市町村によって異なる(全国同一でない)
 介護給付の費用は、50%は公費
 介護サービス利用は1割負担


環境衛生

大気汚染

大気成分

窒素

酸素

アルゴン

二酸化炭素

78

21

1

0.03

一次汚染物質              大気汚染物質中で、焼却時などの直接発生の汚染物質を言う。10ppm以下
SO2(
二酸化硫黄)NO2(二酸化窒素)CO(一酸化炭素)HC(炭化水素)、煤塵など

二次汚染物質                            一次汚染物質が空気中で変化を受けて生成したもので、光化学オキシダントが代表

発生源                         硫黄酸化物 : 大部分が固定発生源(工場)

一酸化炭素 : 大部分が移動発生源(自動排気ガス)

窒素酸化物 : 固定発生源と移動発生源の両方から。
一酸化炭素は環境基準。硫黄酸化物は減少傾向。窒素酸化物は増加傾向

二酸化炭素

大気中

 0.03%存在

呼気中

 4%存在

恕限度

 室内汚染の指標。0.1

二酸化炭素中毒

 46%で起こる。


浮遊粒子物質                            大気中に浮遊する粒子状物質で10μm以下のもの

光化学オキシダント      光化学スモッグの原因。はオゾンから生成、窒素酸化物、炭化水素類から生成

喫煙                                          喫煙者が直接吸い込む煙を主流煙、燃焼部分から発生する煙を副流煙と呼ぶ。
一般的に発生する有害成分は副流煙の方が高く。受動喫煙が問題となっている
CO(
一酸化炭素)が数100ppm以上含まれる。

地球環境

地球温暖化                  CO2(350ppm)などの温室効果ガスの濃度が高まることによる地球の気温の上昇

オゾンホール                フロンガスによるオゾン層の破壊で太陽光線の有害紫外線などが地上に降り注ぐ

酸性雨                         化石燃料により生じた硫黄酸化物、窒素酸化物が雨に溶け込み強い酸性雨となる

ダイオキシン (ポリ塩化ジベンゾフラン、ポリ塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシンの総称)

発生源

 ゴミ燃焼によって発生する。
 以前は枯葉剤の不純物質をとして含まれていた

毒性

 2.3.7.8-TCDDが最も毒性が強い
 発癌、催奇性、内分泌攪乱作用、塩素座蒼(クロルアクネ)などを起こす。

摂取

 魚介類を多食すると摂取量は増加する。
 生体内では、特に脂肪組織に蓄積しやすい。

環境アセスメント           主に大規模開発事業等による環境への影響を事前に調査・予測・評価を行う


公害

公害の種類                  大気の汚染、水質の汚濁、土壌の汚染、騒音・振動、地盤沈下及び悪臭など

ロンドン事件                 SO2(二酸化硫黄)より気管支炎、肺炎、虚血性心疾患による死亡が増加した

四日市喘息                  三重県四日市市でSOxにより気管支喘息や慢性気管支炎に罹患した

水俣病                         工業排水含有のメチル水銀が魚介類に蓄積、経口摂取することで起こった神経疾患

イタイイタイ病                            カドミウム慢性中毒で腎障害を生じ、カルシウム不足が加わって形成される疾患

慢性砒素中毒                            砒素中毒や悪性腫瘍が認められた。


食品衛生

栄養所要量

栄養所要量                  エネルギー、蛋白質、ビタミン、ナイアシン、カルシウム、鉄、食塩量など

食塩摂取量                  食塩1日摂取量の上限は10g。以前は減少傾向にあったが、現在は1日あたり13.2g

不足栄養素                  カルシウムのみ


食中毒

発生状況

発生件数

 毎年、34万人発生し、ほぼ横ばい傾向
 月別では、79月にかけて多発

原因食品

 魚介類によるものが多い

原因物質

 細菌によるものが多い。
 死亡例ではフグや毒キノコ等の自然毒起因が多い

原因施設

 飲食店、旅館、家庭の発生が多く。
 学校は発生数は少ないが患者数が多い。


細菌性食中毒

毒素型

 食品に付着した細菌が、食品中で産生した毒素を摂取する事で発症。潜伏期は短い。

 ブドウ球菌(耐熱性毒)、ボツリヌス菌、セレウス(嘔吐型)

感染型

 食品に付着した細菌を摂取し消化管内で増殖して発症。潜伏期は長い。

 サルモネラ、腸炎ビブリオ、カンピロバクター、病原性大腸菌、ウェルシュ菌



食品衛生法                         中毒患者又は死体を診断。

検案した医師は直ちに最寄りの保健所長にその旨を届け出なければならない。


() 

地域保健に関する思想の普及及び向上に関する事項

() 

人口動態統計その他の地域保健に係る統計に関する事項

() 

栄養の改善及び食品衛生に関する事項

() 

住宅、水道、下水道、廃棄物の処理、清掃その他の環境の衛生に関する事項

() 

医事及び薬事に関する事項

() 

保健師に関する事項

() 

公共医療事業の向上及び増進に関する事項

() 

母性及び乳幼児並びに老人の保健に関する事項

() 

歯科保健に関する事項

(10) 

精神保健に関する事項

(11) 

治療方針が確定していない疾病などにより長期に療養する必要とするものの保健に関する事項

(12) 

エイズ、結核、性病、伝染病その他の疾病の予防に関する事項

(13) 

衛生上の試験及び検査に関する事項

(14) 

その他地域住民の健康の保持及び増進に関する事項




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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総論

 

健康の定義       健康とは、身体的にも精神的にも社会的に完全に良好な状態

 

予防医学

分類

概要


第一予防

健康保持・増進

 健康教育、生活習慣改善、体育、予防接種など

第二予防

早期発見・早期治療、悪化防止

 集団検診、伝染病、早期疾病治療、合併症防止など

第三予防

リハビリテーション

 機能回復訓練、作業療法、雇用促進など

 

保健所業務

衛生統計

人口動態統計

()死亡率

  出生数は変化せず死亡数が増加しているため緩やかな死亡率増加。

死因別死亡率

第一位

第二位

第三位

悪性新生物

心疾患

脳血管疾患

 

悪性新生物の部位別年齢調整死亡数

増加部位

肺、結腸、乳房

低下部位

胃、子宮 (脳血管疾患)



男性(増加順)

肺癌>胃癌>肝臓癌>大腸癌

女性(増加順)

胃癌>大腸癌>肺癌>乳癌

 

疫学     疫学とは、人間集団における疾病の分布とその発生原因の研究である。

 

症例(患者)―対照研究

病気に罹った人から症例を選び、次に健康な人から症例と年齢や性などが対応した症例を選ぶ2つのグループの結果から過去にさかのぼり原因を探る(後ろ向き調査)

 

利点

 ・ 時間と手間、費用が少なく済む。
 ・ 稀な症例にも対応

欠点

 ・ 人の記憶に頼ることが多く問題(バイアス)が多い。
 ・ 寄与危険度は調査できない。

 

評価

オッズ比

: 

要因のある場合病期発生危険が、要因のない場合に比べて何倍高いか

 

 

病気

あり

なし



あり

a

b

なし

c

d


  

 

 

病気

あり

なし



あり

a

b

なし

c

d


 

オッズ比=(a×d)(b×)

要因と病気が関係ないと1となる

 

コホート研究

健康な人(病気の要因をもつ人ともたない人)を調査対象として選び、病気がどのように発生するかを将来に向かって追跡調査し、発生率を比較する。(前向き調査)

 

利点と欠点

利点

 ・ バイアスが少ない。
 ・ 目的以外疾病の発生を評価できる。
 ・ 寄与危険度の調査ができる

欠点

 ・ 比較的大規模な集団が必要であり、時間と手間、費用が大きい。
 ・ 稀な症例には不適

評価

相対危険度

: 

要因のない場合と比べて何倍高いか

寄与危険度

: 

要因のある人の病気発生の危険が要因を取り去ることにより低下する割合

 

 

病気

あり

なし



あり

a

b

なし

c

d


 

要因罹患者数  : a(ab) ・・・
非要因罹患者数 : c(cd) ・・・
相対危険度 : ÷(a×d)(b×)
寄与危険度 :

疫病に関する統計

罹患率(発生率)  ある期間内に新しく発生した患者数

有患率                            全人口に対するある一時点に存在する患者数

 

感染症  病原体(微生物)が体内に侵入しても必ず発病するとは限らない。健康状態や環境などで変化する

感染症の成立

感染源
感染経路
宿主(宿主の感受性)

 

感染源

保菌者

生体内又は、体表に病原体を保有しておりながら、自覚症状、他覚症状がほとんどなく、一見健康であるが病原体を排出し、感染源となり得る者

1.    健康保菌者  感染していても症状は出ず、病原体を排泄する

2.    潜伏保菌者  感染していても発病しないで、病原体を排泄する

3.    病後保菌者  発病後、症状は治まっているが、病原体を排泄する


B
型肝炎ウィルス持続的陽性者は例え症状がなく肝機能が正常でも、無症候性キャリアと呼ばれる。

 

感染経路

直接伝播       直接感染、飛沫感染(咳、くしゃみ) 、垂直感染(胎盤・産道・母乳) 、水平感染(血液、STD)

間接伝播       空気感染、水系感染、媒介感染

1.      空気感染・・・結核、水痘、麻疹、風疹

2.      日和見感染    宿主の感染防御能が低下し、病原性の低い微生物によって引き起こされる感染

3.      院内感染       病院における入院患者又は医療従事者が院内において罹患した感染症

4.      新興感染症    エボラ出血熱、HIVCDE型肝炎ウィルス、大腸菌O157H7など

5.      再興感染症    かつて存在し近年増加・再び増加する恐れのある感染症→結核・ペスト・マラリア

 

感染症法                            感染力、罹患した場合の重篤性、感染経路などから1類から5類に分類される。

分類

定義と感染症

1類感染症

感染力、罹患した場合の重篤性などからみた危険性が極めて高い感染症

エボラ出血熱  クリミア・コンゴ出血熱  痘瘡  ペスト  マールブルグ病  ラッサ熱       重症急性呼吸器症候群(SARS)

2類感染症

感染力、罹患した場合の重篤性などからみた危険性が高い感染症

急性灰白髄炎(ポリオ) コレラ 細菌性赤痢 ジフテリア 腸チフス パラチフス

3類感染症

危険性は高くないが、特定の職業への就業によって集団感染を起こしうる感染症

腸管出血性大腸菌感染症

4類感染症

動物、飲食物などに物仲を介して人に感染を生じるもの

5類感染症

国民一般や医療関係者に情報提供・公開していくことによって、発生・蔓延を防止すべき感染症

指定感染症

政令で1年間に限定して指定された既知の13類を除く感染症。

新感染症

重症で危険性の高い感染症で、今までに知られていないもの。1類と同等の扱いとする

 《届出》
   1類~4類までは、すべて全数届出。診断後直ちに届出
   5類の42種のうち14種は全数届出。残り28種は定点のみ届出。診断後7日以内に届出。
 《定点届出》
   指定届出機関(定点)からの報告をもとに把握する。

 

外来伝染病対策

  主に検疫により、国内に常在しない伝染病の病原体が船舶又は航空機に介して国内への侵入を防止。

指定検疫伝染病

  黄熱、コレラ、ペスト、エボラ出血熱、クリミア、コンゴ出血熱、マールブルグ病、ラッサ熱

予防接種法

  集団的防御より個人的な防御となり、義務的、強制的な接種はなくなり、接種を受けるか否かは個人の自由な任意接種となった。
  勧奨・個別接種とする努力義務のある一類疾患と、流行又はその恐れのある二類疾患に分類される。

 

分類

対象疾患

備考(ワクチン)

定期一類疾病

百日咳

 3種混合ワクチンとして接種。
 百日咳は不活化(死菌)ワクチン
 破傷風・ジフテリアはトキソイド

ジフテリア

破傷風

ポリオ(急性灰白炎)

生ワクチン

麻疹(はしか)

風疹

日本脳炎

不活性化(死菌)ワクチン

定期2類疾病

インフルエンザ

 

結核予防法

予防接種

  ツベルクリン陰性者にBCG接種が定められている。

医療費

  医療費自己負担分の公費負担制度がある

罹患率

  70歳以上が最も多い(80%以上)。排菌陽性者患者はほとんど減少していない

死亡率

  欧米先進国に比べて高い

 

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